外国人でもカードローンの利用はできる!外国人が審査に通るポイント
意外に知られていませんが、カードローンは外国人でも利用できます。ただし、永住権の有無や日本語の語学力が審査に影響してきます。
例えば、お金を借りたまま帰国されたり、日本語が通じなくてお金の貸し借りに勘違いがあったりすると困るのです。そのため外国人の場合は、日本人に行う審査+αの審査がありますよ。
ここでは、永住権の有無によって借入先の選択肢が変わってくることや、外国人が審査に通る4つのポイントを見ていきます。無駄な申し込みを防ぐためにも、しっかり理解してから借入先を決めましょう。
これで安心!カードローンは外国人でも借入れOK
カードローンは外国人でも借入れOKとなっています。ただし提出書類が多くなったり、利用条件を満たしたりする必要がありますよ。
けれど、基本的にはカードローンの利用条件にある年齢制限と安定した収入を満たしていれば、外国人の申込みも可能となっています。
- 年齢制限
- 安定した収入
- 必要書類の提出
外国人がカードローン審査に通るためには、永住権の有無が関係してきます。
もちろん、永住権のない外国人でもお金を借りることはできるのですが、永住権なしでも申し込めるカードローンに申し込む必要があるのです。
そのため、外国人がカードローンに申し込む時には、永住権の有無で借入先が変わってきます。借入先は大きく分けると、以下の2種類ですね。
- 消費者金融
- 銀行カードローン
両社を比べると、消費者金融では最高金利が年18.0%なのに対して、銀行カードローンでは年14.0%台となっています。
銀行カードローンでは金利が低く魅力的となっていますが、その分細かいところまで審査したり、永住権が必要だったりしますよ。
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永住権がなくてもOK!消費者金融で借り入れ
借入先に消費者金融を選ぶと、永住権なしでもカードローンの申込みができます。
ただし、永住権がない場合でも「在留カード」または「特別永住者証明書」が必要になります。
- パスポートまたは運転免許証
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 収入証明書類
上記の書類全てが必要なところもあれば、運転免許証と収入証明書類でOKなところもあります。
収入証明書類が必要な金額
収入証明書類は、融資額が所定の金額を超える場合に提出が必要となります。
消費者金融では、貸金業法で決められている通り「融資額が50万円超の場合」「他社の借入れを含め100万円超となる場合」のいずれかに該当する場合に、収入証明書類の提出が必要となります。
- 借入先で50万円超の借入れを希望する場合
- 他社の借入れとあわせて100万円超の借入れとなる場合
プロミスの場合
運転免許証が無い場合はパスポートまたは健康保険証+住民票で代用でき、在留カードが無い場合は特別永住者証明書で代用できます。
在留カードに永住者の記載は必要ありませんので、永住者以外の方でも申し込みができますよ。
アイフルの場合
アイフルでも永住者である必要はありませんので、永住権のない外国人が申し込めますよ。
永住権が必要!銀行カードローンで借り入れ
銀行カードローンを利用しようと思ったら、永住者である必要があります。
三菱東京UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」では、外国人の方でも申し込みができます。ただし、永住許可を受けている方が対象となります。
みずほ銀行
みずほ銀行では、以下のすべての条件を満たしている方が申し込めます。
- カードローン契約時の年齢が満20歳以上66歳未満の方
- 安定かつ継続した収入の見込める方
- 保証会社の保証を受けられる方
上記に加えて、外国人の方は永住許可を受けている方が対象となります。
イオン銀行
イオン銀行では、以下の方が申し込めます。
- 日本国内に居住されている方
- 外国籍の方は永住許可を受けている方
- 契約時の年齢が満20歳以上65歳未満の方
- 安定かつ継続した収入の見込める方
永住許可を受けている場合は、銀行カードローンでも問題なく申込むことができますね。
外国籍の方 | 消費者金融 | 銀行カードローン |
---|---|---|
在留カード(永住者) | 申込可 | 申込可 |
在留カード(永住者以外) | 申込可 | 申込不可 |
短期滞在ビザ | 申込不可 | 申込不可 |
外国人がカードローン審査に通る4つのポイント
外国人でも、自分の状況に合った借入先をしっかり選ぶことでカードローン審査に通ることが分かりましたね。最後に外国人がカードローン審査に通るポイントを紹介しておきましょう。
- 毎月安定した収入が見込めること
- 勤務先で在籍確認ができること
- 日本語で日常会話ができ、申込書を書けること
- 日本に住んである程度経っていること
毎月安定した収入が見込めること
銀行カードローンの申込条件には、継続安定した収入が見込めることが条件になっていました。これは消費者金融の申込条件でも同じですね。
お金を借りる時には安定した収入が必要なのです。
カードローンでは「いくら」稼いでいるのかはあまり関係なく、安定した収入があることが大切なのです。
つまり、一か月にいくら稼ぐかではなく、毎月収入があることがポイントになりますよ。安定した収入には、勤続年数が関係してきます。勤続年数が長くなれば収入が安定してると判断できますね。
勤務先で在籍確認ができること
カードローンの申込書には勤務先の名称、住所、電話番号の入力があります。この電話番号に実際に電話をかけ、申込者本人が申告している勤務先へ勤務しているかどうかをチェックします。これが在籍確認ですね。
申込者本人が電話に出る必要はありませんが、申込者が勤務していないことが分かったり、職場の人が名前を憶えていなくて、在籍確認がスムーズにいかなかったりした場合は、審査に落ちる原因となりますよ。
スムーズに在籍確認を終わらせるためには、申込む前に普段電話を受けている人に電話がかかって来る予定があることを伝えておくと安心ですね。
日本語で日常会話ができ、申込書を書けること
カードローンの申し込みは日本語で行います。申込書の入力や本人確認の電話は、日本語となります。
そのため、自力でカードローンの同意事項や利用規約を読む必要があり、自力で申込書に入力しなければなりません。日本語で読み書きや日常会話がある程度でき、不便が無ければ手続きがスムーズですね。
日本に住んである程度経っていること
日本にどのくらい住んでいるか、あと何年日本に済む可能性があるのかは重要になります。
今後、どのくらい日本に住んでいるのかによって返済期間も決まってきますし、返済期間と月々の返済額から借入可能額も決まってきます。
日本に住んでいる期間は6ヶ月以上が必要条件となり、残りの在留期間も最低でも1年以上あることがポイントとなりますよ。
- 日本に住んで6ヶ月以上仕事をしている
- 残りの在留期間が最低1年以上
残りの在留期間は在留カードに載っています。在留カードに記載してある在留期間があと少ししかないけれど、更新する予定があるなら更新後に申込みをすると審査に通りやすくなりますね。
月々いくらの返済が可能なのか、在留期間(返済できる期間)はどのくらいなのか、という情報から借入額を算定してみましょう。
月々の返済額と返済期間が分かると、返済計画を立てることもできますよね。返済計画が立っていると、カードローン会社も安心してお金を貸すことができます。
外国人がカードローンを利用しようと思ったら、永住権の有無をチェックし、永住許可を受けているなら銀行カードローン、受けていないなら消費者金融を借入先に選び、返済計画をしっかり立てて申込むのがポイントですよ。